海外のsweet16
「Sweet Sixteen(スイート・シックスティーン)」は、特に女の子にとって特別な16歳の誕生日を祝う伝統的なイベントです。16の誕生日は、大人への第一歩として捉えられ、家族や友人と共に盛大に祝われます。

Sweet Sixteenとは?
「Sweet Sixteen」は、アメリカやカナダで広く行われている、16歳の誕生日を祝うパーティーです。
16歳になると、多くのアメリカの州では運転免許の取得が可能になり、親の同伴なしでの移動ができるようになるなど、自由と責任が増すことから、大人の仲間入りと見なされます。
アメリカの広大な土地での生活は車の移動が不可欠で、どこに行くにも親の送迎がないと行動できなかったこどもが、ついに一人で車で行動できるようになる!という自立の象徴の誕生日イベントとなっています。
その盛大なsweet sixteenのパーティーがMTVでの番組になり、若者の間で再ブームとなりました。
MTV「My super sweet16」の番組があったほどライフスタイルの一部です。日本でも番組ができるといいな!
起源と歴史
一説によると、Sweet Sixteenの起源はヴィクトリア朝時代のイギリスにさかのぼります。この時代、16歳の誕生日は、少女が社交界にデビューし、大人の女性として認められる節目とされていました。この伝統がアメリカに渡り、現代のSweet Sixteenとして発展したと考えられています。
現代のイギリスでのSweet Sixteenは
アメリカのリアリティ番組『My Super Sweet 16』などの影響により、イギリスの若者の間でも「Sweet Sixteen」への関心が高まっています。
現代のSweet Sixteenは、必ずしも伝統的な形式にとらわれず、個々の価値観やライフスタイルに合わせた多様なスタイルで祝われています。例えば、家族との食事会や友人とのカジュアルなパーティー、あるいは旅行や特別な体験をプレゼントするなど、さまざまな形で16歳の節目を祝うことが一般的です。
また現代sweet sixteenが普及してる国は、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、日本です。
パーティーのスタイル
パーティーの形式は家庭や地域によってさまざまです。カジュアルなホームパーティーから、ホテルを貸し切った豪華なイベントまで、多様なスタイルがあります。中には、リムジンで会場に到着し、DJを招いてダンスパーティーを開くなど、映画のような演出をすることもあります。
instagramやtiktokのハッシュタグの多さから、様々なスタイルで愛されている風習なのがわかります。
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特別なセレモニー
Sweet Sixteenには、いくつかの伝統的なセレモニーがあります。
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ティアラ・セレモニー:母親や女性の家族が、主役の女の子の頭にティアラを載せる儀式で、大人の女性としての自覚を促します。
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シュー・セレモニー:父親や男性の家族が、主役にハイヒールを履かせる儀式で、少女から女性への成長を象徴します。
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キャンドル・セレモニー:16本のキャンドルを用意し、それぞれを家族や友人に捧げながら、感謝の言葉を述べる感動的なセレモニーです。
日本との文化の違い
日本では20歳の成人式が一般的ですが、アメリカでは16歳、18歳、21歳と、段階的に大人へのステップがあります。特に16歳は、運転免許の取得やアルバイトの開始など、自立への第一歩として重要視されます。
そのため、Sweet Sixteenは日本の成人式とは異なり、個人の成長を家族や友人と共に祝う、よりパーソナルなイベントです。
日本では海外ほど派手にパーティーをする習慣がありませんが、様々なスタイルで個々にお祝いされていくスタイルが広がっていくように思います。
たとえば日本の16歳は友達と写真や自撮り動画をたくさん撮って青春の想い出をふんだんに残そうとする世代です。ですが現在七五三から成人式の間に撮影しにいくイベントがありません。なのでsweet sixteenの日本流での広がり方は、ともだちや家族と記念撮影するのもおすすめです。全国で撮影できるスタジオもありますし、プリクラでもスマホでも、大切な思い出をたくさんつくってください。
sweet16委員会では、sweet16partyといって参加者全員でドレスを着た合同のお誕生日会を結婚式場でおこなっています。またyoutubeではメンバー個人の誕生日を超ハッピーなサプライズをしてお祝いしています。ホームパーティーをしたり、プレゼントを渡したり、みんなでお手紙を読みあって号泣する回もあります。
多様性な時代ですので様々なスタイルで、16歳のみなさまが愛されてお祝いされますように!